脱臼と亜脱臼は関節が正常位置からずれる状態を指しますが、完全に外れる脱臼と、一部だけずれる亜脱臼とで症状の程度や回復期間が異なります。
脱臼とは?
脱臼は関節が完全にずれ、靭帯や筋肉に損傷が生じた状態です。肩、肘、指の関節でよく発生し、以下の症状が現れます:
- 強い痛みと腫れ
- 関節を動かせない
- 異常な関節の形
回復とリハビリ
整復(関節を元に戻す処置)が必要で、一般には1~3週間の固定が行われ、その後のリハビリを含めると1~3か月で全治します。肩の脱臼は再発しやすく、筋力の強化も重要です。
亜脱臼とは?
亜脱臼は部分的な関節のずれで、痛みや不安定感はあるものの、関節が完全には外れていないため軽症で済む場合が多いです。たとえば肩や顎、膝などで発生しやすく、次のような特徴があります:
- 関節の不安定感
- 軽い痛み
- 動かしにくさ
回復とリハビリ
軽度の亜脱臼は数日から1週間で改善します。負担がかかる関節は数週間の固定や軽いリハビリが必要になる場合がありますが、脱臼に比べて早い回復が期待できます。
予防と再発防止
脱臼と亜脱臼は再発のリスクが高いため、関節周りの筋力強化や関節の柔軟性を高めるリハビリが推奨されます。医師の指示に従い、無理のないリハビリを行うことが長期的な健康維持に役立ちます。
まとめ
脱臼と亜脱臼の違いは全体か、部分的かという違いがあります。今回の大谷選手は亜脱臼ということで比較的軽い症状に見受けられます。ただ、完治には1週間程度かかる負傷であることには変わりないので、ポストシーズンも無理のないよう戦ってほしいですね!
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